東京2020パラリンピック、トライアスロン宇田秀生選手が銀メダル!米岡聡選手銅メダル!

8月28日に、お台場海浜公園で行われた東京2020パラリンピック、トライアスロン男子の運動機能障害のクラスに宇田秀生選手(NTT東日本・NTT西日本)が出場し、銀メダルを獲得しました!

距離はスイム750m、バイク20㎞、ラン5㎞で、2016年にリオデジャネイロ大会でトライアスロンが初採用されて以来、初の日本人メダリスト誕生です!

宇田選手はスイムを9位で終えた後、バイクで3位に浮上。さらにランで一人抜いて2位に上がり、1時間3分45秒でゴールしました。

宇田選手は滋賀県出身。びわ湖トライアスロンin近江八幡に出場されていた時にその走りを見たことがありますが、片腕で泳ぎ、1本のエアロバーでバイクを自在に操る姿に圧倒されたのを覚えています。今回はさらに素晴らしい走りでした!

続いて行われた男子、視覚障害のクラス(同距離)では米岡聡選手(三井住友海上)が銅メダルを獲得!

スイムを2位で上がった後、バイクトランジション(T1)から順位が激しく入れ替わる混戦となり、バイクで4位に後退したものの、ランで一人抜いて3位に上がり、1時間2分20秒でゴールしました。

視覚障害を持つ米岡選手はガイドを務める椿選手とレースを共にします。

ゴール後のインタビューでは、涙する椿選手の横で「メダルは銅でしたけど、金以上に輝いているメダルだと思います!」と嬉しそうに語る米岡選手の言葉が印象的でした。

椿選手はご自身も東京オリンピックを目指すトライアスリートでしたが、病気で断念、米岡選手のガイド役を引き受け、2年前から 米岡選手と共にトレーニングを積んできました。スイムではお互いの体をロープでつなぎ、バイクはタンデム、ランでは手でひもを繋いで走るトライアスロン。その苦労や過酷さは私たちの想像をはるかに超えているでしょう。二人で駆け抜けたゴールは、それまでの努力が報われた最高の瞬間だったのだと思います。

本当におめでとうございます!